賞味期限と消費期限の違いは？食べても大丈夫？

賞味期限が過ぎた食べ物。
どうしてますか？

ゴミ箱に直行ですか？

いやいや、過ぎても、2−3日なら大丈夫なはず。
匂いをかいで、判断するよ。

そんな人もいそうですね。

周りに聞いても、
きっちりとパッケージに明記されている
賞味期限を守る派と、自分の判断を信じる派

きれいに、２つに別れました。

うーん、どうしたものか。

ここは、きっちりと、賞味期限問題に
白黒付けたいものです。

賞味期限とは何？
守らなくても、大丈夫かどうかを調べてみました。

賞味期限と消費期限の２つの違い

ひとことで、賞味期限といいましたが、
賞味期限だけではなく、消費期限というものが
あるのを知っていますか？

そもそも賞味期限は、冷蔵や常温で保存がきく
食品に表示されているものなのです。

いつまでおいしく食べられるかを基準に設定されています。

ただし、開封していない状態や表示された
保存方法を守ったときを想定して、考えられています。

食べ物のパッケージには、『常温で保存可能』
などの、保存方法が記載されています。

その保存方法を守り、開封していない新品の状態で
食品がいつまで、おいしく食べられるのか？

それを明記しているのが、賞味期限です。

賞味期限は、驚いたことに
おいしさを基準に設定されているのです。

賞味期限を超えたから
すぐに、食べられなくなるということではなさそうです。

一方、消費期限とは何でしょう？

消費期限はお弁当や生菓子など
長く保存できない食品に表示されます。

開封されていない状態で保存方法を守ったときに
食べても安全な期限を表示します。

そうです。こちらは、おいしさではなく
安全を基準に設定されています。

消費期限のほうが、私たちが考える
賞味期限と近くないですか？

賞味期限と消費期限はごっちゃになり
意外と知らなかったりします。

もう一度、スーパーなどで、表示はどちらか
じっくり、見てみるといいかもしれません。

消費期限は、保存が長くできない食品につけられています。
お弁当、お惣菜、生ものの食品ですね。

ここで、もう一度おさらいしてみましょう。

賞味期限は、おいしさを基準！
消費期限は、安全を基準！

こんな違いがあったのです。

卵の賞味期限

おいしさを基準といわれても、
曖昧ですよね。

私はおいしく感じても、他の人にとれば
おいしくないかもしれない。

賞味期限はおいしさを基準とはいえ、
なにかの指針があるはずです。

それを一緒にみていきましょう。

卵の賞味期限は
卵を生で食べられるかどうかを基準に
設定されているそうです。

季節によっても、賞味期限は変わるようです。

食中毒のおそれがあるので、
冬期と夏期の温度によって
変えているのです。

賞味期限を過ぎても
ゆでたり、焼いたり
火を通す事によって食べてもいいようです。

ヨーグルトの賞味期限

ヨーグルトの場合は、まさに
おいしさが基準です。

ヨーグルトの賞味期限は卵と比べると
曖昧ですが、ようするに、味が変わらずに
食べられる期間と考えてよさそうです。

発酵食品であるヨーグルトは
腐敗しにくい性質があります。

ヨーグルトに関しては、賞味期限が過ぎて
すぐに食べられなくなることはなさそうです。

酸味がましたり、風味が損なわれたり
それがイヤな人は、賞味期限を守った方がよさそうです。

牛乳の賞味期限

牛乳の賞味期限はどうでしょうか？

牛乳は、ちょっと気をつけたほうがよい食品です。

もう一度、賞味期限の説明に戻って
みてください。

賞味期限はあくまでも、未開封の状態で
保存していることが前提です。

そうです。

一度、牛乳をあけてしまうと賞味期限は
意味がなくなるのです。

しかも、牛乳の種類によっては、
賞味期限ではなく、消費期限が表記されています。

低温殺菌の牛乳は、生ものに近く、
消費期限が設定されているのです。

どちらなのか？
買うときに、きちんと確認した方がよさそうです。

話を戻して、牛乳の賞味期限ですが、
いちど、封をあけてしまうと、
賞味期限の意味がなくなります。

賞味期限のまえでも、開封すると、
空気にふれて、品質が劣化するのです。

牛乳のパックから直接、口飲みしたら
それだけで、雑菌が繁殖してしまいます。

保存方法により、賞味期限のまえに
腐ってしまうこともありえるのです。

要注意です。

判断基準としては、

• 白いぶつぶつが浮かんでいる
• 変な匂いがする
• 味に酸味があり、おかしい

このようなものがあります。

牛乳の場合は、印刷された文字ではなく、
自分の舌と、鼻をたよりに
判断したほうがよさそうです。

いろいろ見てきました。

商品によって、賞味期限と消費期限の２種類があること。

賞味期限の場合は、期限を過ぎても
すぐに食べられなくなるわけでは
ないことがわかりました。

しかし、おいしく食べたい場合には、
賞味期限を守って、早めに食べたほうが
よさそうなのは間違いありません。

実際に、食品メーカーさんのホームページを
いろいろみてみたら、おいしくいただくために
賞味期限に関わらず、早めにたべることをすすめていました。

そして、しつこいようですが、
賞味期限は、あくまでもきちんとした
保存方法を守ったときを想定して
設定されていることをお忘れなく！

賞味期限は目安として活用する！

それがベストなようです。