たいめいけんのオムライス 日本橋でごちそうさんしたい！

たいめいけん知っていますか？
NHKのドラマにでてくる、
洋食レストランのモデルになったのでは？
とも言われています。

たいめいけんの歴史、メニューやお店を調べていくと
おもしろいことを、いろいろ発見！

どうして、モデルの噂がでたのか
そのヒントも見つけました。

たいめいけんの歴史

たいめいけんの創業者は、茂出木 心護さん。

1911（明治44）年、東京生まれ。
明治学院中等部を中退して、1927（昭和2）年に、
泰明軒本店で奉公をはじめました。

そもそも、心護さんの実家は薬局でした。

それがなぜ、洋食やさんへ？

コックになったのは、実家の家業が没落し、
どこかに奉公しなくてはならなくなったときに、

「食いもの屋に、奉公すれば、余り物を
食べさせてもらえるから、太るだろう」

やせている心護さんに、
叔父が言った、ひとことから決まったそうです。

1931（昭和6）年4月、中央区新川に
「たいめいけん」として独立開業。
1948（昭和23）年、日本橋の現在地に移転しました。

たいめいけんのルーツは泰明軒にあったのです。
そうめいけん、、、かいめいけん、、、
ここに、ヒントがありました。

現在は、３代目の、茂出木 浩司さんが
日本橋の調理場で、腕をふるっています。

たいめいけんの特徴

たいめいけんは１Fと２Fのふたつに分かれています。

みなさんの想像する、たいめいけんの
イメージは、1階のほうだと思います。

1階は、カジュアルな洋食レストラン。
2階は、コースメニューもある本格的な
洋食レストランになっています。

他の洋食やと違うのは
1階では、オムライスやハンバーグなどの
洋食以外にも、ラーメンが食べられるのです。

その理由は、心護さんが奉公した、泰明軒本店では
洋食以外にも、中華料理をだしていたのです。

東京で、はじめてシューマイを売り出したのは
泰明軒ともいわれています。

洋食とラーメン、不思議な組み合わせですが、
じつは、初代から続く伝統のメニューが、
ずっと守られているのですね。

たいめいけんのオムライス

ここでは、1階の、オムライスとオムレツの
メニューを拾ってみました。

オムライスや、オムレツのメニューだけみても
すごい数ですよね。

イメージ写真

たいめいけんで、「オムライス、ひとつ！」と注文しても、

「どのオムライスですか？」と聞き返されますよ。

１番人気は、タンポポ・オムライスです。
チキンライスのうえに、オムレツが乗っています。
アツアツの半熟のオムレツを、開いて食べるのです。

たいめいけんの、プロのオムレツの作り方は
このビデオでご覧あれ！

あっという間に、おいしそうなオムレツが
フライパンひとつで、できあがります。

真似してみたいけれど、これは、かなりの技術が必要みたいです。

たいめいけんへのアクセスと営業時間

たいめいけんへのアクセスは、地下鉄が便利です。
地下鉄銀座線、東西線、浅草線。
もよりの地下鉄出口は、C5になります。

〒103-0027　東京都中央区日本橋1-12-10
電話：03-3271-2463 （1F）03-3271-2464 （2Fご予約）
03-3271-2465 （代表）

1F：年始　1/1・2 休み
平日・土曜 　　　　11:00～21:00(20:30 ラストオーダー)
日・祭日 　　　　　11:00～20:30(20:00 ラストオーダー)

2F：日曜・祭日定休
昼の部 　　　　　　11:00～15:00(14:00 ラストオーダー)
夜の部 　　　　　　17:00～21:00(20:00 ラストオーダー)

1Fは予約ができません。

平日のランチは、11:30〜12:30が、一番混むようです。
土日は、オープンの11:00まえから、行列ができます。

たいめいけんでごちそうさんしたい！

たいめいけんの創始者である、心護さんは
1978(昭和53)年6月に逝去されています。

しかし、心護さんの江戸っ子の心意気や
きっぷのよさは、今でも、たいめいけんのなかに
ずっと受け継がれています。

1Fのレストランでは
天下一品のコールスローと、ボリューム満点のボルシチが
それぞれ、50円で食べられるのです！

まあ、そんな人はいないと思いますが、
単品での注文は、できませんよ。

さらには、
皆様のお料理のお役に立ちたい！という思いで
始まった、電話でのお料理相談が、無料でできるのです！

このお料理１１０番は、初代の心護さんの発案です。

昔にしては、斬新なアイディアですよね。
江戸っ子の、気前のよさから生まれたのでしょうか？

お江戸、日本橋にある、たいめいけんの
レストランは、いつ行っても、混んでいますが、
給仕のみなさんは、きびきびと働かれています。

これも、見ていて気持ちいいですね。