巻き爪の手術は痛い？やって満足？それとも後悔？

友人が、先日、巻き爪が痛いと
泣きついてきました。

なにを隠そう、私は、超巻き爪体質で、
なんと、小学校の頃から、巻き爪に悩み、
高校生のときには、手術に踏み切った
そんな経験があります。

友人と話をしていて、
巻き爪に悩む女性が
意外と、多いことに気づきました。

私の巻き爪の手術の経験談を
ぜひ、役に立ててください。

巻き爪治療は何科を受診？

友人にまず、相談されたのが
巻き爪って病院の何科？を受診すればいいの？

私の場合は、手術に踏み切るほどの
ひどい巻き爪でしたので、
最初の段階から、形成外科の門をたたきました。

公立の総合病院でしたが、
特に問題なく、診てもらえました。

巻き爪を取り扱う科は、じつは幅ひろいのです。

• 皮膚科
• 形成外科
• 外科
• 巻き爪専用外来を取り扱うクリニック

私の場合は、症状がひどくて、
矯正治療は、最初から考えていませんでした。

手術は怖くてイヤ！
矯正などで治療できるか、まずは相談したい！

そんな女性は、巻き爪専用クリニックなどで
相談してみるのも選択肢ですね。

巻き爪外来がある病院やクリニック

⬆東京の病院がおもですが、
巻き爪の、矯正治療をしてくれる医療機関が
探せます。

巻き爪手術の方法

私の場合は、巻き爪がひどくて
足の両親指のサイドが、すべて化膿していました。

もう痛いを、通りこした状態です。

そんなひどい状態で、病院へ駆け込んだので、
すぐに手術することになりました。

手術は、なんと両足いっぺんに受けました。

手術の方法としては、
爪のサイドの付け根にある、爪母（そうぼ）を
一部、切り落とすという方法です。

爪母というのは、爪の組織を作ってくれる
役割をします。

そこを切り落とすことで、爪が生えて
こなくなるのです。

半円形に丸まった爪の、両端を切り落とすと、
爪の幅が狭まり、皮膚に食い込まなくなるのです。

調べて見ると、
私の受けた治療法は、爪母部分切除法
というようです。

私の受けた手術以外にどのような
手術方法があるのでしょうか？

簡単にまとめました。

爪母全切除法

爪母すべてを切り取ってしまうのが
爪母全切除法です。

当然、爪は永久に生えてきません！
爪がまったくない指は、想像できないのですが？？

爪の変形がひどいと、この方法が取られるようです。
手術の方法としては、一番重いものになります。

フェノール法

フェノールという薬品を使用して、
爪母（そうぼ）を破壊する治療もあります。

良いところは、治療が1回の外来で終了すること。
治療当日も仕事が可能です。

欠点としては、
フェノールで、破壊する爪母の範囲を
コントロールすることが難しいため、
巻き爪の、再発率が約30％程度と高いそうです。

巻き爪手術は痛い？

友人が一番、心配していたのは、
巻き爪手術は痛いのか？ということです。

手術は局部麻酔で行われます。

親指を中心に、麻酔をブスッと差し込まれます。

足裏マッサージを受けた事ありますか？

足裏のツボをグリグリされると痛いですよね。
そして、指と指の間をマッサージされると
キーンと痛いです。

ツボのせいなのか？神経のせいなのか？
足裏は、押されると痛いところが、
体の他の部分に比べて、多い気がします。

そのせいか、麻酔されたときは、ものすごく痛かったです。

しかし、

痛いというより、ぐーと押される圧力で
ちょっと気分が悪くなりました。

私の場合は、その痛さと気持ち悪さは
一瞬でおわりました。

そもそも、手術する前から、私の両親指は
化膿して、巻き爪がひどくて、
泣くのを通りこしたくらい痛かったのです。

それに比べたら、我慢できない痛さとは思えませんでした。

比べて見ると、親知らずをいっぺんに２本抜いた
ときの感覚に近かったです。
（親知らずを、２本同時に抜いた経験もありです。）

最初の麻酔をぐっと堪えると、あとは無感覚です。

部分麻酔なので、指をグリグリと押されている
感覚はわかり、それが気持ち悪かったことを覚えています。

しかし、手術中は、ときどき先生と話をしながら
なごやかに、時が過ぎました。

「今日は、13日の金曜日ですねえー！」
「こんな日は、私以外に手術する人なんて、いないんじゃ？」
とかなんとか。

正直言うと、緊張しすぎて
おしゃべりしていた方が
気が落ち着けたのです。（笑）

手術自体は、両足で40分くらいで終わりました。

痛さを気にしているひとは、
そこまで神経質にならなくても？と
個人的には思います。

足裏マッサージと同じく
人により、痛さに対する耐性が違うので
なんとも言えないのですが、、、

最初の難関を通り抜ければ、意外と大丈夫でした。

大丈夫ですよ。
巻き爪の手術が痛くて、死んだ人は、まだいないはずです。

手術よりは、巻き爪の痛さのほうが辛かったです。

巻き爪手術後の経過は？

巻き爪の手術のときの痛さよりも
術後のほうが大変でした。

私の場合は、化膿した部分を薬で抑えて
手術をする必要があったので、手術の日の3日前から
点滴などをうけるために入院しました。

おまけに、両方の足を、同時に手術したために
車イスでしばらく病院をウロウロしました。

痛み止めは処方されますが、
手術のときの麻酔よりも、手術後の痛みのほうが
ひどかったです。

痛みは、1週間ほどで治まります。

入院期間としては、
化膿をとめる治療を含めて、
１週間ほど、入院しました。

フェノール法だと、入院する必要がないようですので
１週間というのは長い方ではないでしょうか？

巻き爪手術はオススメできる？

巻き爪の手術をして、ずいぶん時がたちました。
それでも、巻き爪は再発していません。

そこに関しては、非常に満足しています。

不都合な点を知りたい人も多いでしょうから
そこらへんの経験談を、みなさんにシェアします。

手術をうけて、2−3ヶ月は、生活がやや不便です。

運動が制限されたり、指に違和感があるので
2−3ヶ月は無理はできません。

そして、寒いときに、指がうずくのです。

手術後、3−4年くらいは、冬になると
手術した周辺が、なんとなく疼きます。

爪の色が悪くなりました。

他の指の爪に比べると、色味が黄色く変色してしまい
見た目としては、美しくありません。

表面も、ちょっとボコボコしています。

そういう理由で
夏場は特に、ペディキュアがかかせません。

指のサイドに、手術のあとが残っている。

これは、仕方がないのですが、手術のあとが残ります。

冬場に疼いていた親指ですが、時が解決してくれました。
最近は、特に何も感じません。

念のため
他人に、足の指をマッサージをしてもらうときには、
親指を強く押さないことを、お願いしています。

これらの悪い点を考えても、
私は手術をして、巻き爪から解放されて、
本当によかったと思います。

あの痛い巻き爪に戻るのだけは、まっぴらです。