ワイングラスの種類が多すぎ!おすすめは?悩むならまずはコレ!
公開日:
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最終更新日:2015/09/12
ワイン
ワイングラスの種類って、いっぱいありますよね。
ワインの種類によって、グラスが違うらしいけど、
家飲みするワインは、白、ロゼ、赤。いろいろです。
おまけに、スパークリングワインを飲むことも。
それぞれのワイングラスを買うとしたら、
最低4種類はいりそうです。
仮に、4個づつ揃えると、16個!
6人用で揃えると、24個!
キッチンやリビングの収納を考えたら、この数は無理です。
おまけに、ワイングラスには脚がついているから、
結構な高さもあり、収納場所もとります。
お椀のように、重ねられませんもんね。
そんなわけで、ソムリエの友人に
『ワイングラスを1つだけ買うとしたら、どれを選ぶの?』
という質問をぶつけることに、、、
プロが選んだ1脚はどれになるのでしょうか?
ワイングラスの種類
わたしは、単純に白か赤か?
それで、ワイングラスの種類がわかれていると
思っていましたが、実際は、もっと複雑なようです。
例えば、白ワインのグラスでも、香りやコクが少ない
すっきりとしたタイプの赤ワインだったら
同じグラスを使っても大丈夫!
こんな感じで、ワインのタイプによれば
白でも赤でも、おいしくいただけるグラスも
選ぶことができるのです。
うーん、難しいですね。
実物をみたほうが早いので、写真をみてみます。
出典:http://item.rakuten.co.jp/riedel/5400-40/
この写真はリーデルの最高級ハンドメイドの
ソムリエシリーズのテイスティング・セットです。
まず、基本だと、赤ワインより白ワインの
グラスのほうが、こぶりです。
そして、赤ワインのグラスを大きくわけると2種類。
ボルドー型とブルゴーニュ型にわかれます。
ボルドー型
➡フルボディの赤ワイン
渋みの強いボルドーワインに最適な形。
ブルゴーニュにくらべて、グラスを口に含んだときに
ワインが、すっーと入り、液体が口のなかで、
横にひろがります。
そのおかげで、タンニンの渋みが和らげられ、
ワインの持つ厚みが感じられます。
写真の右のタイプになります。
ブルゴーニュ型
➡ライト〜ミディアムボディの赤ワイン
写真の真ん中になります。
香りをひきだすために、空気にふれる
部分が大きく、ブルゴーニュワインに適しています。
ボルドー型のグラスに比べて、横幅があるので、
グラスを傾けにくく、いちどに、
大量のワインが流れ込みません。
つまり、口に流れ込むワインの幅は小さくなり、
まずは、舌の先端部分で、ワインの風味を十分に感じることができます。
シャルドネ型
➡柔らかい酸味の複雑な味わいの白ワイン
この写真左にあたる、シャルドネ型ですが、普通のシャルドネ型より
幅がひろく、ちょっと、ブルゴーニュ型がはいっています。
ソムリエシリーズなので、高級ワインを
味わうのが前提なのでしょう。
実際、このグラスに最適なのは、
オークド・シャルドネとなっています。
シャルドネのなかでも、濃縮な味わいのある
モンラッシェなどの、高級白ワインを楽しむためのグラスですね。
写真で見ると、白ワイン用はグラスがひとまわり小さいのがわかります。
じつは、同じシャルドネ型のグラスでも、もう少し
幅がせまく、ボルドー型に近い形もあります。
〇〇型のグラスと言っても、
どんなワインを飲むのか?ぶどうの種類は?
どこの地域のワインなのか?作り方は?
高級なのか、カジュアルタイプか?
同じシャルドネでも、種類や味はさまざま。
それが理由で、ワイングラスの形はいくらでも変わってきます。
ぜったいに、このワインにはこの形ということではないのです。
シャルドネ型、ひとつとっても、
たくさん種類があったら、どれを選べばいいのか?
ますます、悩んでしまいます。
ちなみに、キャンティ型というのだと、軽い赤でも
さっぱりとした白でも、どちらでもいけるとか、、
もう、ギブアップです。
簡単に選べそうにありません。
軽く、ワイングラスの種類を下調べしようと
思っていたら、ますます、ドツボに落ち入りそうな予感です。
自分で選ぶのは諦めます。
ワイングラスのブランド
ソムリエが選んだ、究極のワイングラスの答えを聞く前に、
ワイングラスのブランドを、さらっと、ご紹介します。
ひっぱりますねー(笑)
リーデル(Riedel)
まずは、前の章の写真でも登場した
有名ブランド『リーデル』です。
オーストリアの会社です。
レストランやワイン教室などでも、
使われているのをよくみかけます。
なんと、リーデル社は、250年以上も続く
11代にわたる家族経営の会社だそうです。
そもそもの起源は、17世紀に栄えた
ボヘミアングラスに始まるのです。
どうして、ワイングラスといえば、リーデルなのか?
ぶどうの種類によって、ワイングラスの形状を変えて
開発して、シリーズ化したのは、リーデルが世界で最初なのです。
ワイングラスはリーデル独自で開発するのではなく
世界中のワインの生産者といっしょに、『ワークショップ』と
よぶ、ティスティングを繰り返し、最適な形を探す方法が
とられているそうです。
「ソムリエ」シリーズという高級品から、
「ヴィノム」「ワイン」「オヴァチュア」シリーズなどの
お手頃価格のワイングラスまで扱っていて、
幅広いラインナップで、140種類以上あるそうです。
ちなみに、わたしはOシリーズ(リーデル・オー)の
シャンパーニュを持っています。
普通のシャンパングラスとは、形が全然違いますよね。
でも、この膨らみが途中であるからでしょうか?
すごく香りが拡がって、なかなかいいグラスだと個人的には思います。
おまけに、すごく小さくて、薄くて、軽いので、
収納の点ではめちゃくちゃ助かっています。
手に取ると、きっと、その軽さに驚くはずです。
内緒の話ですが、スパークリングワインだけではなく、
ビールもこれで頂いています。
1口ビールの感覚で、少しだけビールが
飲みたいときに、大活躍してくれます。
香りがよくなるのと、泡立ちが細かくなるので、気に入っています。
ザルト(Zalto)
ザルト社がつくるデンクアートシリーズは、
『神様から授かったワイングラス』と呼ばれています。
地球の自転の角度をデザインに採用しているのが特徴。
具体的には、カップ部分の曲線デザインが
24°、48°、72°に傾けられて、これらの角度は、
地球の傾きに従っているのだとか。
古代ローマ人は、この3つの角度を使った
容器に食料を貯蔵していて、古来より伝説の角度なんだそうです。
この角度で食料を保存すると、味がよくなり
新鮮さが保たれるらしいです。
うーん、正直あまり理解できません。
しかし、リーデルやロブマイヤーを超えて
評価されているくらいですから、すごいことは確かです。
おまけに、お値段はリーデルのソムリエシリーズより
はるかに安いのはいいですね。
ちなみに、食洗機で洗えて、曇りがつきにくいのも
ポイント高しです。
ソムリエやグルメのかたから、圧倒的な
支持を得ているのがわかるブランドです。
ワインの玄人に受けそうなブランドです。
私としては、気になるワイングラスです。
バカラ(Baccarat)
高級クリスタルで、有名なフランスの会社ですよね。
ワイングラスの専門ではありませんが、
うっとりするようなデザインのワイングラスを扱っています。
フランスの王侯貴族に愛用され
「王者たちのクリスタル」と言われているそう。
1909年には、日本の皇室からもオーダーを受けたそうです。
じつは、バカラのワイングラスを買ったことがあります。
シャトーバカラというシリーズのフルート型の
シャンパングラスをペアで両親にプレゼントしました。
バカラにしては、デザインがシンプルで、バカラっぽく
ないのですが、このグラスでワインを飲むと美味しさが引き立つ
ということを聞いて、これにしました。
その結果、なっ、なんと
使い始めて、3日目に母に割られてしまいました。
やはり、『王者たちのクリスタル』は
庶民には無理だったようです。
1万円超え(2015年現在、12,960円)のグラスで
千円ちょい超えの、安いスパークリングワインを飲んだので
バカラの神様の怒りにふれたようです。
そんなわけで、今では、バカラの立派な赤い箱のなかに
寂しく、1脚だけグラスが収められています。
さすがに、おいしさを引き出すために作られたグラスです。
千円くらいのスパークリングでも、香りがたち、
泡のもちもよく、これ、シャンパーニュ?
というくらいの味わいに感じられました。
高いグラスですが、そこを考慮すると、元はとれそうです。
(1個、割れてしまいましたが、、、)
ロブマイヤー(Lobmeyr)
オーストリアのウィーンに本社がある
クリスタルガラスの会社は、バカラと同じように
シャンデリアなども手がけています。
ロブマイヤーはバカラと同様に
私のなかでは、高級クリスタルのイメージです。
ワイングラスもいろいろな種類をだしていますが、
日常使いというより、特別なときのため。
そんなイメージが強くて、
私にとっては、憧れのブランドでもあります。
人気があるのは、バレリーナというシリーズ。
英国のプリマドンナ、マーゴ・フォンティーンを
イメージしてデザインされています。
とにかく、薄ーいグラスなので、私としては、心配なのですが、
バレリーナシリーズは、硬質で壊れにくいカリ・クリスタルを
採用していて、実用という位置づけらしいです。
ワイングラスのおすすめは?
たくさんの種類のなかから、
1つだけワイングラスを買うとしたら?
何を選べばいいのでしょう。
あなたの予想は?
うーん、私の予想は
やっぱり、王道のリーデルのグラスかな?
じゃ、、、じゃーん。
では、発表します。
シェフ&ソムリエ
オープンナップ プロ テイスティング32
シェフ&ソムリエ・フランス製ワイングラス・オープンナップ・プロテイスティング32 |
このグラスです。
選んだ理由を教えてもらいました。
- ソムリエが仕事で使うくらい優秀
- いろいろなワインに使える万能タイプ
- 値段が手頃
- ちょっとぶつけたくらいでは割れない
- 食洗機で洗える
- 小ぶりなので収納が便利
実際に、プロのソムリエが、このグラスを使って
幅広い種類のワインを試飲している。
それぞれのワインのおいしさを引き出すのに
これひとつで、いけるようにデザインされている。
家で飲むような、千円〜5千円くらいのワインだったら
わざわざ、高いグラスを買わなくても十分なはず。
それが、1番の理由です。
私のように、お家で手頃な価格のワインを
飲む分には、このグラスで十分だと思うよ。
というコメントを頂きました。
まずは、これで試して、ある特定のワイン専門の
グラスが欲しくなったら、買えば良いんじゃないの?
ということです。
1個千円くらいなので、6個買っても、6千円くらいです。
12個買っても、シャトーバカラ1個のお値段と同じくらい。
買う前から、かなりの好感度です。
私としては親しみがもてます。(笑)
私は、リーデルのグラスがあるから、
スパークリングはそちらを使うことにしますが、
スパークリングワインでも、このグラスでオッケーだそうです。
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