赤毛のアンのあらすじは?プリンスエドワード島はどこにある?
女の子ならば、一度は夢中になる
『赤毛のアン』
私も小学校のころにはまりました。
赤毛のアンのあらすじを覚えていますか?
舞台となった、アンの家はどこにあるの?
赤毛のアンに夢中になったのは、なぜ?
赤毛のアンのあらすじや、舞台背景など
久しぶりに振り返ってみたいと思います。
一緒に、小学校のころに
タイムスリップしてみませんか?
今日は、赤毛のアンの魅力に迫ります。
赤毛のアンの登場人物と概要
赤毛のアンは、シリーズで9冊あります。
その第一作目が『赤毛のアン』になります。
これは、アンが、11才から16才くらいに
なるまでを、描いた物語です。
おもな登場人物を紹介します。
赤毛のアンの登場人物
●アン・シャーリー
主人公のアンの本名です。
空想好きの孤児。
11才のときに、カスパート家へ
引き取られます。
●マシュー・カスバート
孤児のアンを引き取る、妹のマリラと
二人くらし。内気で人付き合いが苦手なタイプ。
アンを引き取った5年後に
心臓発作で、死去します。
●マリラ・カスバート
マッシューの妹。非常に真面目で厳格な性格。
空想好きなアンには手を焼きます。
しかし、だんだんとアンが好きになっていきます。
アンには、きちんとした人間になって
ほしいと願い、そう育てようと奮闘します。
本当は、非常に愛情深い女性。
●ダイアナ・バーリー
アンの親友。
アンと正反対といえる性格。
読書が好きな、おとなしいタイプです。
アンは、ダイアナに会う前から、
心の友になろうと決めていました。
●ギルバート・ブライス
アンに会ったとき、赤毛のことを
からかい、そのせいで、アンから
徹底的に嫌われます。
しかし、紆余曲折があり、アンと
最後には、仲直りします。
アンの将来の夫となる人物。
赤毛のアンの簡単なあらすじは?
アンは生まれて間もないころに
両親をなくします。
孤児院で暮らしているアンですが、
11才のときに、引き取り手がみつかります。
グリーン・ゲイブルズに着いた
アンは、その自然の美しさの虜になります。
しかし、カスパート家が欲しかったのは、男の子。
一度は、孤児院に戻されそうになるアンですが、
紆余曲折あり、カスパート家が引き取ることに。
アンの生活が、グリーン・ゲイブルズで始まります。
心の友と呼ぶ、ダイアナと親友になり、
学校生活を楽しむアン。
日々の生活のなかで、いろいろなことがアンに
降り掛かります。
楽しいことも。辛いことも。
アンは生まれつきの想像力を発揮して、
どんなことも、前向きにものごとをとらえます。
それが、周りの人々も
次第に影響を与えるようになります。
アンは勉学にも励みます。
15才のときに、クィーン学院へ進学し、
教員免許をとります。
クィーン学院を卒業したら、奨学金をもらい、
カナダの大学に進むつもりです。
そして、猛勉強の結果、
見事に、大学進学と奨学金の切符を手に入れます。
そんな大きな未来が開けた矢先に、
カスパート家に、悲劇が襲います。
マシューが、心臓発作で急死してしまい、
マリラには、失明の危機が迫っていたのです。
アンに決断が迫られます。
例え、私の足下に敷かれた道が、どんなに狭くても、
その道には、きっと、静かな幸せの花が咲いている
に、違いないと思います。
真剣な仕事と、立派な抱負と、好ましい友情を
手に入れる喜びが、私を待っています。
本当に道には、いつでも曲がり角があるものですね。
新たな角を曲がった時、その先に何を見いだすか。
私は、そこに希望と夢を託して、この決断をしたつもりでした。
そして、アンは決めました。
カナダ本土への大学の進学をあきらめ、
グリーン・ゲイブルズへ戻り、教員となり
マリラを支えて生きることにしたのです。
そして、ギルバートがアンのために、
教員の仕事を譲ってくれたことを知ります。
最後に二人は和解します。
赤毛のアンの舞台はどんなところ?
赤毛のアンの舞台は、
カナダのプリンスエドワード島になります。
カナダの東、大西洋に面した小さな島です。
作者のモンゴメリーの生まれ故郷が
プリンスエドワード島なのです。
世界で一番美しい島とも呼ばれています。
アンの家は、プリンスエドワード島の
キャベンディッシュという町にあります。
キャベンディッシュは、島の北部に位置します。
赤毛のアンの作者のモンゴメリーのお墓も
ここにあります。
赤毛のアンの家は?
『赤毛のアン』のオリジナルの題名は
『Anne of Green Gables』
(グリーン・ゲイブルズのアン)になります。
⬆は、赤毛のアンのモデルになったと
言われている家です。
グリーン・ゲイブルズは、地名ではなくて
緑の切妻屋根(きりづまやね)という意味です。
カスパート家が、緑色をした
切妻屋根のお家だったのです。
なんといっても
赤毛のアンの魅力は、カントリー・スタイルの
生活様式ではないでしょうか?
女の子ならば、赤毛のアンの住むお家に
一度は憧れたことがあるはず!
自然に囲まれた風光明媚な場所。
ドールハウスのようなおうち。
それがグリーン・ゲイブルズなのです。
- きらめきの湖
- 恋人たちの小径
- お化けの森
アンは、その想像力を生かして、
美しい自然に名前をつけます。
日本とは全く違う風景に、
夢をみた少女も多いはずです。
あなたも、自分のなかで
恋人たちの小径が、どんな場所か
想像しませんでしたか?
私も、そのなかの1人です。
そして、赤毛のアンには、
いろいろな食べ物がでてきます。
- タフィ
- 2種類のゼリー
- ホイップクリームをかけたレモンパイ
- サクランボのパイ
- プラムの砂糖漬け
- ブラウニー
- いちご水
- 七面鳥の丸焼き
幼かった私は
異国の食べ物に夢が膨らみました。
すべて、田舎風の手作りの料理です。
こんなおいしそうな食べ物も
物語を読む、楽しみのひとつでした。
決して贅沢なわけではない。
しかし、日々の生活を丁寧に生きている。
そこには、ゆったりとした贅沢な
時間が流れています。
現代生活の象徴ともいえる
- 早い
- 便利
- 非人間的
- デジタル
そんな場所と、180℃違うのが
アンの住む世界です。
アンは学校で、物語クラブを作り
友人といっしょに、想像の世界で
旅をしたり、遊んだりします。
家に帰ると、マリラがパッチワーク
や刺繍をして、手芸を楽しんでいます。
忙しい現代社会には考えられない
ライフスタイルです。
無い物ねだりなのかもしれません。
雄大な大自然のなかで、
時がゆっくり流れています。
決して贅沢な生活をしたり、
恵まれた環境に生まれたわけではないアン。
むしろ不幸な生い立ちです。
そして、
幸せな出来事がおきたと思ったら
不幸に襲われる。
でも、どんな不幸があっても
前向きな態度を忘れない。
- 雄大な自然の姿
- アンの生きる姿勢
これが、赤毛のアンに夢中になった、
大きな理由ではないでしょうか?
大人になって読んでも、
楽しめる物語でした。
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