生麩を京都で食べたい！ランチのおすすめ店は？

生麩（なまふ）は地味な存在。

普段、口にすることは、あまりないけれど、
京都へ旅行すると、いかにも
京都料理っぽい雰囲気で、登場します。

京都の名産というわけではないけど、
京都らしい食材と言ってもいいかも？

古都京都で、生麩を味わうにはどんな
レストランがあるの？

せっかくなので、京都の風情も感じられる
お店選びをしたい。

京都らしい生麩のランチを食べられる
おすすめのお店を、３店ご紹介します。

いかにも京都！半兵衛麩（はんべいふ）

まずは、王道のお店から紹介です。

生麩を食べられるお店としては、
超有名な『半兵衛麩（はんべいふ）』

麩づくしの、むし養い（むしやしない）料理が食べられます。

むし養いとは、お腹の虫をなだめるための
軽い食事のことです。

元禄二年（1689年）創業の老舗は
五条の静かな町並みに、とけこんでいます。

せっかく、京都へ行ったならば、
雅（みやび）な京都を堪能したい！

そんなあなたにおすすめが
半兵衛麩（はんべいふ）です。

お料理だけではなく、
すべてが、これぞ、京都！というしつらえなのです。

お皿や器、壁にかかる巻物、
生けられた花、坪庭、お店の雰囲気。

京都へ来たならば、こんな場所で
お食事したいと思うはず。

外国人のお客様を案内したら、
ぜったいに、喜ばれそうです。

お料理のほうは、
生麩や湯葉を中心とした
コース料理が１種類のみです。

3千円という値段は、ランチとしては、
高く感じるかもしれません。

でも、この雰囲気で、フルコースを味わえるなんて
コスパは、かなりよいのでは？

これは、京都の人の謙遜なのでしょうか？
むし養いという割に、大腹も満足です。

男の人でも、お腹いっぱいになるはずです。

私が、メニューのなかで、一番京都らしさを感じたのは、
生麩がいれられた、白味噌じたてのお椀。

白味噌は、普段食べ慣れないので、新鮮でした。

注意事項としては、昼のみの営業です。
人気のお店なので、早めの予約をおすすめします。

アクセスとしては、京阪電車「清水五条駅」駅から徒歩1分。
阪急電車「河原町」駅から、徒歩15分でも行けます。

麩坊　雅六（ふぼう　がろく）で生麩入門

生麩の入門としては、こちらのお店がいいでしょう。

麩坊　雅六（ふぼう　がろく）は
半兵衛麩のようにフルコースで
生麩や湯葉を食べたくない人にはピッタリです。

ランチは千円くらいからあり、お腹の減り具合に
よって選べるのが嬉しいです。

東本願寺のすぐ近くにあり、京都駅からも
歩いて、10分〜15分くらいで行けるのもいいですね。

麩坊　雅六（ふぼう　がろく）は、
京なま麩の麩藤（ふうとう）の直営店です。

おもしろいのは、1番最初に、麩まんじゅうと
お茶がでてくるのです。
普通は、デザートではないのでしょうか？

京都料理を想像していると、
意外と味付けは濃いめです。

このお店で注目は、生麩のしぐれ煮です。
見た目は、まさにしじみのしぐれ煮みたいで
驚きました。

これは、面白いです！
精進料理はこんな発想なんでしょうね。

フルコースで食べたい場合は、
3500円のコースもランチであります。

半兵衛麩と違い、夜も営業しています。

夜も、リーズナブルな、2千円くらいのメニューから、
5千円くらいまでの膳があるので、選べるのが嬉しいですね。

京都駅からだと、徒歩15分程度
地下鉄五条烏丸より、徒歩5分でも行けます。

光泉洞寿み（こうせんどうすみ）で京都の家庭を！

京都で生麩といえば、麩嘉（ふうか）が有名です。

麩嘉といえば、お土産の麩まんじゅうを
思い浮かべる人も多いのでは？

麩まんじゅうが、有名になりすぎた感じもありますが、
麩嘉は、和菓子屋さんではありません。
あくまでも、生麩のお店です。

そんな麩嘉の生麩をメニューにとりいれた
お店が、光泉洞寿み（こうせんどうすみ）です。

明治時代に建てられた、京の町屋のお店は、
生麩や湯葉の専門レストランではありません。

ここでは、メニューに京都の名品をとりいれているのです。

• 一保堂のいり番茶
• 麩嘉の生麩
• 緑寿庵清水の金平糖

などの京都の名品が、振る舞われます。

半兵衛麩が、京都のハレの日ならば、
光泉洞寿みは、京都のケの日という印象です。

京都の人は、日常にこんな感じの
ものを食べているのだろうな？という気がします。

京都のおばんざいですね。

 
千円くらいから、定食が食べられます。
生麩定食は、1780円です。

坪庭がある、ほっこりとした店内で
ランチをいただくと、
京都の一般家庭に、１日留学でもした気分になれます。

生麩はメインではありませんが、
麩嘉の生麩を食べてみたい人にはオススメです。

こちらも、ランチだけの営業ですので
注意してください。

アクセスは
京都市営地下鉄烏丸線と地下鉄東西線がクロスした
烏丸御池から、東南へ歩いて５分です。