パスタ！イタリアでは１万種類？合うソースは？

年齢がバレそうですが、私が小学生のころは
パスタなんて言葉はなく、すべてが、スパゲッティでした。

しかも、ナポリタンという名の偽パスタ！

粉をかけて作るナポリタンは、あれはあれで
日本料理としては美味しいですけどね、、（笑）

他にも、サブとして、マカロニ君がいました。

パスタ　＝　スパゲッティ ＆ マカロニ
この２大選手だけだったのです。

時がながれ、、時代は変わりました。

今では、パスタ料理はレストランでも家庭でも
よく食べられるメジャー選手です。

パスタ！　みんな好きですよね？

ところで、ちょっと調べてみたら、
イタリアでは、パスタの種類は１万を超えるそうです。

ひぇー！いちまん、、、

世の中には、知らないパスタが
まだいっぱいあるということですね。

死ぬまでに全部食べきれるかしら？

今日は、食いしん坊さんのために、

• パスタの種類
• パスタには、どんなソースが合うのか？
• パスタの本場イタリアではどんなものを？

こんなことを徹底調査してみました。

パスタの種類と、ソースの合わせ方を知れば、
さらにおいしく、パスタ料理がいただけるはずです。

パスタの種類と名前

まずは、パスタの種類からです。
といえども、どのように種類分けするか？
そこからして、たくさんあります。

• パスタの形状
• パスタの調理法
• 生か乾燥か？
• 生地に練り込み（野菜など）ありか？

なにせ、１万種類と言われているので
種類分けですら、キリがありません。

今回は、おいしくパスタをいただく！
というのが目的です。

ここではパスタの形状で、種類を分けてみました。

そして、次の章で、それぞれに合うソースを
みていくことにしますね。

まずは、パスタの形状を大きく３つにわけてみました。

スパゲッティに代表される、ロングパスタ
マカロニのような、ショートパスタ
ラビオリなどの、きしめんタイプの幅広のパスタ

この３つです。

ロングパスタ

まずは、ロングパスタです。
その名の通り、棒状の長いパスタになります。
普段でも、よく食べるタイプですよね。

直径の太さで、種類分けができます。

カッペリーニ　（直径：0.9mm）

エンジェル・ヘアー（天使の髪の毛）
といわれる細い繊細なタイプ

フェデリーニ　（直径：1mm前後）

スパゲッティとカッペリーニの
中間の細さがこれになります。

スパゲッティーニ　（直径：1.2〜1.3mm前後）

なんと、スパゲッティーニというパスタが？
『〜ニ』がつくと、細いという意味になるそう。

スパゲッティ　（直径：1.6〜2.2mm前後）

標準サイズは、1.8mm
『スパゲッティ』は『ひも』という意味です。

ブガティーニ　（直径：2.5mm前後）

私のお気に入りです。
ブガティーニの特徴は、中が空洞になっている
ところ。噛み応えがあります。

ショートパスタ

ショートパスタは、麺というより、
いろいろな形をしたパスタです。

子供用のアルファベットの形をしたのも
ショートパスタの仲間です。

ファルファーレ

蝶々の形をした可愛いパスタ

ペンネ

ショートパスタの中で人気があります。
斜めにきった形がペン先に似ているところから
名前がつきました。

マカロニ

正式には、マッケローニというそうです。
日本では短いタイプが多いですが、
長いマカロニもあるのですよ。

コンキリエ

コンキリエとは『貝殻』の意味です。
大きいコンキリエには、フィリングを
詰めて使います。

きしめん状のパスタ

きしめん状の幅広パスタも分類としては
ロングパスタの１種です。

ここでは、別物として取り上げました。

オーブンで焼き上げるラザニアが
思いつくのでは？

フェットチーネ

日本のきしめんにそっくりなのが
フェットチーネ。幅は6mm前後です。

パッパルデッレ

幅が、1cm〜3cmの超幅広パスタ。
パッパーレが語源といわれ、
その意味は、『豪快に食べる』『食いしん坊』！

ラザニア

長方形の形をしたラザニアは
料理名や調理方法と思いがちですが、
れっきとした、パスタの名前です。

パスタの種類のほんの少しを紹介
しましたが、思いつくだけでも、

リングイーネ、オレッキエッテ、スッテリーネ、
クオレッティ、タリオリーニ、リングイーネ、
キッタラ、リガトーニ、マニケ、ラビオリ、、、

⬆我が家でも、ピペッテという
ショートパスタを発見！

ふう、、、たしかに１万以上あるかも？

パスタの種類と合うソース

びっくりするほど、種類が多いパスタです。
パスタに合うソースはどうすればいいの？

悩んでしまうかもしれません。
でも、基本を覚えておけばなんとかなります。

まずは、ソースをおおまかに区分けしてみましょう。

• オリーブオイル
• トマトソース
• ホワイトソース
• ミートソース
• チーズソーズ

一番うえの、オリーブオイルから順番に
軽い〜重いタイプのソースになります。

トマトソースは、基本は軽いソースですが、
パンチェッタやベーコンをいれると
肉が加わる分、味わいとしては重くなります。

基本のソースをアレンジすると
こってりになったり、あっさりした味になります。

パスタに合うソースを考えたときに

これを基本にするとわかりやすいかも？

ロングパスタのなかで細いタイプの
カッペリーニには、
あっさりとした魚介ベースのソースや
ペエペロンチーニなどのオリーブオイル。

ブガティーニは、茹で時間が長く、太いので、
ベーコンをいれた、ちょっと重めのトマトソース。

そんな感じで考えるのです。

きしめんタイプのパスタは、
面積がひろく、茹で時間も長いので、

ホワイトソース、ミートソース、
チーズソースなどの重いものが合います。

ショートパスタは、サイズの小さなものは
ミネストローネなどの、トマト味の
あっさりとしたスープに合います。

大きなサイズのショートパスタは
チーズソースやホワイトソースのほうが
いいでしょう。

そして、パスタの万能選手と言えるのが
スパゲッティかもしれません。

オリーブオイルからチーズソースまで
どれにしても外れがありません。

和風スパゲッティ、イカスミなどの
変わりネタでも受け入れてくれます。

ほぼすべてのソースに合います。

しかし、ラザニアなどの大きなパスタを
オリーブオイルで食べようとしても
味がぼやけて、美味しくありません。

やはり、ラザニアにはミートソースでしょう。

面積が広いパスタには、味がしっかりした
ソースでないと合いません。

イタリアのパスタの特徴は？

イタリアでは、パスタは郷土料理です。
地方によって食べられるものは様々です。

ここで、代表を少し紹介しますね。
パスタとソースの合わせ方の参考になるかも？

ヴェネット地方

ヴェネツィアを中心とした地方です。
ベローナでは、かぼちゃ、ハム、ほうれん草を
詰めた、シナモン味のラビオリが有名です。

リグリーア地方

ジェノバ生まれの、バジルソースが有名です。

ジェノベーゼ・ソースは、バジリコ、松の実、
にんにくをつぶして、ペコリーノチーズと混ぜて、
リングイーネにからめて頂きます。

エミリア・ロマーニャ地方

北イタリアでは、ボローニャ風ソースが
自慢です。

日本では、なぜかミートソースと
呼ばれていますが、、、

ボローニャソースは、パッパルデッレなどの
きしめんパスタと相性バッチリです。

もちろん、スパゲッティとも合いますよ。

ラッツィオ地方

ローマの北に位置する地方は、
カルボナーラで有名です。

アマトリーチャ・スパゲッティは
パンチェッタ（豚バラの塩漬け）と赤唐辛子
で味付けします。

カルボナーラも正式には
パンチェッタを使います。

カルボナーラは味がしっかりしているので
やや太目のロングパスタと相性がいいです。

カンパーニャ地方

南イタリアといえば、トマトソース！

ナポリ周辺のこの地域では、
トマト、にんにく、オリーブオイルの
シンプルな味付けが特徴です。

シチリア地方

海に近いこのあたりでは、なす、いわしが
代表選手です。

ソースはトマトベースになります。
味がシンプルなので、細めのパスタが
合いそうです。

どうでしたか？雰囲気は伝わりましたでしょうか？
では、ボナ・ペティート！（いただきます！）