梅干しのカロリーは？ダイエットには塩分に注意！

春も過ぎて、梅雨が近づくと
梅干しを漬ける時期ですね。

健康によさそうな梅干しですが、
カロリーは、どれくらいか知っていますか？

ダイエットに良いと聞いたけど、
どんな効果があるのでしょう？

そんなことを調べていくうちに
ちょっと気になるポイントもみつけてしまいました。

考えるだけで、つばが出てきそうな
すっぱーい、梅干しに、スポットライトを当ててみました。

まずは、カロリーからいってみましょう。

梅干しのカロリー

中ぐらい（12g）の梅干し、１個のカロリーは？

3kcal です。

大きな梅干し（24g）、１個のカロリーは？

6kcal です。

小梅になると、たった1kcalしかありません。

まとめてみると、
梅干し１個のカロリーは、1〜6kcal
ということがわかりました。

めちゃ、カロリーが低い！

これだけ聞くと、低カロリー間違いなしです。
せっかくなので、比較してみましょう。

ごはんのお供として食べる食品の
カロリーを、いくつか拾ってみました。

たくあん１切れ（20g）　5kcal
白菜漬け（20g）　　　　3kcal
昆布の佃煮（10g）　　　8kcal
削り節の佃煮（10g）　　24kcal
生卵１個（64g）　　　　85kcal

たくあんなどの漬け物も
梅干しと同じくらい低カロリーですね。

佃煮は、原料によって、カロリーの幅がでてきます。
卵掛けごはんは美味しいけれど、ぐっとカロリーが上がってしまいます。

梅干しは、安定した低カロリー食品と言えるでしょう。

梅干しの栄養

梅干しは低カロリーということが
わかりましたが、他にどんな特徴があるのでしょう？

梅干しの栄養素を、一緒にみていきましょう。

梅干し20g（大１個くらい） で、
１日の推奨量に対し、以下の割合を摂取できます。

栄養素名 　　　　　割合
食塩相当量　　　　 55%
食物繊維　　 　　　4%
銅 　　　　　　　　3%
カリウム 　　　　　3%
マグネシウム 　　　2%
カルシウム 　　　　2%
鉄 　　　　　　　　2%

食塩相当量というのは、30代の女性が
1日にとってよい、上限値からの割合になります。

炭水化物やタンパク質などの栄養はありません。
そのかわりに、ミネラルの成分が多いことがわかります。

食物繊維をとれることにも、要注目ですね。

栄養素はわかりましたが、
実際に、梅干しのどんな成分に
ダイエット効果があるのでしょうか？

梅干しの効果

昔から、１日に１個の梅干しは医者知らず。
なんてことが言われます。

梅干しの効果には、どのようなものがあるのでしょうか？

栄養素をみただけでは、ぴんとこなかったので
そこを追求してみました。

梅干しの最大の特徴は、その酸っぱさにあると
言ってもいいのではないでしょうか？

その酸っぱさの正体は、クエン酸です。

クエン酸の効果は？

クエン酸は、からだにどのような
働きをしてくれるのでしょうか？

おおきなものを３つあげると、

1. 疲れにくいからだを作る
2. エネルギーの代謝を活発にさせる
3. サラサラ血液にしてくれる

これらの働きで、元気ハツラツでいられるのです。

クエン酸は、レモンなどの柑橘類に多く含まれます。

私は、梅干しではないのですが、あるきっかけで、
グレープフルーツを毎日とってみました。

すると、本当に疲れにくくなることが実感できました！

酸っぱいものを食べると、疲れがとれるのは
ウソではなさそうです。

グレープフルーツに関しては、
この記事に寄り道してみてください。

すっかり、グレープフルーツやクエン酸のファンになりました。

グレープフルーツダイエットで痩せた！

グレープフルーツと同様のクエン酸が含まれる
梅干しならば、きっと疲労回復にはいいはずです。

そんなクエン酸が、梅干しには豊富に含まれます。

そして、次に注目したのが若返りの効果です。

アンチエイジング・若返りがある？

すっぱい梅干しを見ているだけで
つばがでてきませんか？

梅干しを食べてでる唾液。

じつは、この唾液が体にいいのです。

唾液のなかには、
さまざまな酵素が含まれています。

そのなかには、活性酸素をやっつけて
体の酸化を防いでくれる酵素があります。

そんな酵素が含まれた唾液が、
梅干しを食べると分泌されるのです。

活性酸素は、老化や生活習慣病の原因
になるとも言われます。

それを押さえてくれるのです。

それだけではなく、唾液には
若返りホルモンのパロチンが含まれるそうです。

梅干しを食べてでる唾液には
アンチエイジングの効果が期待できそう！　ですね。

梅干しには、ほかにも健康にはよさそうな
効果がいろいろ見つかりました。

たくさんあるので、ざっと箇条書きにしてみました。

• カルシウムの吸収をたすける
• 肝臓の保護
• インフルエンザ予防
• 抗アレルギー食品
• アルカリ性食品
• 血圧安定作用
• 冷え性対策
• 二日酔い
• 整腸作用
• 酔い止め

まるで薬のようではありませんか？

実際に、梅の原産国である中国では
大昔には、梅を食品ではなく、
漢方薬として用いていたそうです。

その当時は、腹痛、虫下し、解熱、
腸内の消毒を目的で使っていたようです。

日本でも、平安時代には梅干しと昆布茶で
病気を治したという言い伝えがあるくらいです。

梅干しは、薬として食べられてきた歴史があります。

梅干しとダイエット

梅干しについていろいろ調べてきました。

最後に、みなさんの興味津々の
ダイエットとの関連についてです。

うーん、正直、ダイエットに直接結びつくような
梅干しの働きは見つけられませんでした。

残念です。

梅干しのなかに、脂肪を溶かす働きがあるという人もいるようです。
しかし、その具体的な成分などについてははっきりしませんでした。

総合的に判断すると

ダイエットというより、健康によい食べ物！

そちらのほうが、段違いに強い印象です。

そして、気になったことがひとつあります。

うえの栄養素にもどってみてください。

大きめの梅干しを２つ食べると、
1日にとってよい塩分の上限を超えてしまうのです。

なんとなく、予想できましたが、
やはり、梅干しは塩分が多いのです。

梅干しを大量に食べてダイエットするのは
そういう意味では、オススメできません。

梅干しが低カロリーなのは間違いありません。
でも、毎日1〜2個が適量と言えそうです。

少しの梅干しを、定期的に食べて

• エネルギーの代謝をあげる
• 疲れにくい体作りをする
• 若い体を保つ

健康な体を維持して、ダイエットの基礎造り！

それを目的にしたほうがよいのでは？
そんな気がします。どうでしょうか？

もし、梅干しダイエットに成功した方がいらしたら、
どれくらいの梅干しを食べたのか？
塩分は大丈夫だったのか？

そこらへんを、ぜひ聞いてみたいところです。